偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学校だより・学級通信・進路通信

自分にとって、何がしたいことなのかを探すのはたいへんなことだよ。
物真似の世界とは、まるで反対の世界だもの。

灰谷 健次郎さん(作家)

 灰谷さんは「したいことをするのは、わがままなんかじゃなくて自分を鍛えることだよ」と言っていますが、それは、たとえ人に妨害されてもやり抜く強さがなければならないことを意味しています。

「冬山に登りたい」と言えば、たいていの親は反対するでしょう。危険であり、冬山に登ることに意味があると思えないからです。しかし、本人にとって冬山に登る価値が、ほかの何よりも勝るものであると感じるならば、そのエネルギーはさらに本人を鍛えるものになるに違いありません。(中略)

「自分探し」は「自分を鍛えること」です。他人の価値観に迷わされず自分の人生を自分の心と身体で鍛えていってほしいと願っています。

(『子どもの心を育てる珠玉の言葉』佐藤允彦著/ 学事出版より)


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