偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学校だより・学級通信・進路通信

雨ニモマケズ

宮沢 賢治さん

 みなさんは、宮沢賢治の名前を知っていますね。(中略)賢治は岩手県の人ですが、荷物のいっぱいつまった大きなトランクをかかえて、東京まで何回もでかけたそうです。そのトランクの内側には、ポケットがついていました。賢治がなくなったあと、弟さんが、トランクのポケットの中から一冊の小さな黒い手帳を見つけました。手帳のページをめくっていくと、そこには「雨ニモマケズ」の詩が書かれていたのです。

   雨ニモマケズ
   風ニモマケズ

 この書き出しはあまりにも有名ですね。(中略)みなさんが思い描く未来の自分は、いったいどんな姿をしていますか。大きな夢や理想を追いかけている姿でしょうか。
 ところで、「雨ニモマケズ」の中のこんな一節をどう感じますか。

   慾(よく)ハナク
   決シテ瞋(いか)ラズ
   イツモシヅカニワラッテイル

 自分のことよりも、周りを大切にしながら生活している様子が感じられませんか。また、こんな言葉もあります。

   ミンナニデクノボートヨバレ
   ホメラレモセズ
   クニモサレズ

 そして、この詩の最後は、次のような強い決意で結ばれています。

   ソウイウモノニ
   ワタシハナリタイ

 今日は、新年の始まりにあたって、目標を持った生活についてお話ししました。賢治が目指した「ソウイウモノ」を、みなさんも目標にしてみてはどうでしょう。

(『子どもたちに詩の心を伝える講話』小金澤豊著/ 学事出版より)


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