偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学校だより・学級通信・進路通信

自分が本当に好きなものを見つけてください。
見つかったら、その大切なもののために努力しなさい。
君たちは、努力したい何かを持っているはず。
きっとそれは君たちの心のこもった立派な仕事になるでしょう。

黒沢 明さん(映画監督)

 1998年の9月6日に「羅生門」「七人の侍」「生きる」「乱」など、数多くの名作を残した偉大な映画監督が亡くなりました。晩年の作品「まあだだよ」の中に登場する老先生のせりふのひとつです。

 黒沢監督には完全主義者の呼び名がついて回っていました。批判めいた文脈で語られることも多かったといわれます。それは、「そこにいい映画を作りたいという執念が必ずあった」と黒沢組のスタッフは口をそろえて言います。  映画と作り手を安易に重ねるのは禁物と思いながらも、標記のせりふが黒沢監督の肉声のように聞こえてくると新聞記事は伝えていました。

 進学に関連して将来のどのような方向に自分が進んだらよいのかは、上級学年になると重大な問題です。進学も従来の「何しろ入れる学校」から「自分が選ぶ学校」へと変化しています。そのような進路に関する指導の際の話の中で活かせましょう。

(『心を育てる言葉の贈り物』岩田壽夫著/ 学事出版より)


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