偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
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対象学校だより・学級通信・学年通信

「ルールを守らせる」には教える側がルールを破らないことに尽きる

高山 茂樹さん(水族館学芸員)

 まず初めにクイズです。「タコには足が何本あるでしょうか?」……「8本」と答えた人は「ブー」です。「1本もない」と答えた人は「ピンポン!」。生物学的に見て、タコやイカには足はなく、すべて「腕」なのです。(中略)こんなおもしろい話を教えてくれたのは、富山県魚津市にある魚津水族館の学芸員をしている高山茂樹さんです。(中略)

 

 タコは非常にかしこいそうです。タコというのは大昔は貝の一種だったのですが、あるときから貝殻を捨てて進化してきました。貝殻という防御道具を捨てたわけですから、自分の身を守る新しい防御機能を身につけなくてはなりません。そこで彼らは敵を早く察知するために目を発達させたそうです。(中略)

 見せてもらったタコの芸は、ビンのフタをあけて中にある餌をとって食べるというものでしたが、あの長い腕を器用にフタに巻きつけクルクルと回していくのには驚きました。(中略)このタコ芸を教えることで一番大切なことは、「ルールを守らせる」ということ。逆に言えば教える側がルールを破らないということに尽きると高山さんは言います。(中略)このタコ芸と人間を訓練することを同一視はしませんが、教育という本質的な部分では同じだと考えます。

(『現代の偉人・達人から学ぶ人間力』奥野真人著/ 学事出版より)


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