偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
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対象学校だより・学級通信・進路通信

目で聞き、耳で見るのが僕の感覚なんです。耳をふさぎ目だけで見て、どんな声かを想像する。
目を閉じて神経を集中させ、耳だけで聞くと映像が頭に浮かびます。

「毎日新聞」2018.6.8 コロッケさん(ものまねタレント)

 耳で聞き、目で見るのがふつうの感覚である。
 しかし、コロッケさんの場合はそうではなく、あえて「目で聞き、耳で見る」と言う。9年前に初めて告白したが、彼の右耳は全く聞こえない。中学生の頃に患った「真珠腫性中耳炎」によって聴力を奪われてしまったのだ。へこんだ鼓膜に真珠のようなしこりができて、耳の組織に炎症が起き、骨を破壊する病気である。

 彼はこの逆境をバネにした、「失うことによって磨かれる能力は、きっとあるはずだ」と。(中略)逆境こそ人の真価が問われる時。東日本大震災の時には、石巻市に駆けつけた。その惨状に「神様はいない」と感じた。こんなところでものまねは不謹慎だ。しかし、「しばらく笑っていないのよ」という被災者の一言に、演じた。子どもが笑った。それにつられて大人たちも笑った。みんなが神様になった。

 郷里の熊本の大地震から2年後、熊本球場でプロ野球の試合が計画され、彼は始球式に登場予定だった。しかし雨で急遽中止に。観客の大ブーイング。彼は咄嗟に雨のグラウンドに下り、松山千春を演じた。松山は以前、出発遅延でいらだつ機内の乗客たちを歌で慰めた。それを思い出しての機転だった。想像力のなせる業であろう。

(『月刊プリンシパル』2018年8月号、講話に生かせる現代の名言77/ 学事出版より)


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