偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学校だより・学級通信・進路通信

たとえ面白くないことであっても、何でこんなに面白くないのだろうと面白がってしまう。
人生楽しめないことなんてひとつもない。

黒鉄 ヒロシさん(漫画家)

 標題の言葉は、NHKのエグゼクティブアナウンサーであった加賀美幸子さんが、著書の『こころを動かす言葉』のなかで紹介した言葉である。加賀美さんは仕事柄多くの人と対談しているが、黒鉄さんとの対談のなかで、黒鉄さんが「漫画のアイデアが切れて困ったことなどまったくない。人を描くときも、あらゆる見方で楽しむ。エンドレスで興味が湧いてくる」と言ったことに感激したという。

 加賀美さんは、「自らの思いをどこまで育てていけるかどうか、頑張れるかどうかも才能のひとつかもしれない」と言い、「努力したけど駄目だった、というのはたぶん努力しきれていないのだと思う」と言っている。人生が面白くないのは、面白くしようとする努力が足りないのであり、心を込めて今の仕事に打ち込んでいないためである。どんなことでもかかわり方次第ではないだろうか。

(『生徒に贈る夢と希望がふくらむ150の言葉』佐藤允彦著/ 学事出版より)


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