偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学年だより・進路通信

にぎりこぶし

村野 四郎さん

 入学、おめでとうございます。今日からみなさんは、この学校で、たくさんの人との出会いを重ねます。友達は、とても大切です。友達を通して、いろいろな感情がわいてくるでしょう。(中略)さて、みなさん、「にぎりこぶし」という詩を知っていますか。この詩の中には、こんな言葉がありますよ。

   かなしいときや くるしいとき
   ぼくは いつも
   こぶしを かたく にぎりしめる
   すると くるしみや かなしみは
   みんな ぼくからにげていく

 本当に逃げていくのでしょうか。どうぞ、みなさん、悔しい気持ちになったり、腹の立つことが起きたらためしてみてください。この「にぎりこぶし」は、勉強のときも大活躍するみたいですよ。

   お勉強で 泣きたくなったとき
   ぼくは ぐっと
   こぶしを かたく にぎりしめる
   すると 本の字が はっきりと見えてくる

 さあ、どうでしょうか。授業の時に実際にやってみませんか。どうぞみなさん、たくさんの友達と出会い、また、授業ではいろいろなことを学び、身につけ、充実した学校生活を送ってください。

(『子どもたちに詩の心を伝える講話』小金澤豊著/ 学事出版より)


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