偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学校だより・学級通信・進路通信

道草を食うことを恐れるな。
道草とは、決められた一本の道を急ぐのではなく、
好奇心を道連れに、時間をかけてらせん状に進むことだ。

赤瀬川 隼さん(作家)

赤瀬川さんは、50歳まで銀行や書店などに勤めた後で文壇の道に入った。直木賞を受賞したのは64歳のときである。急がずに道草を食え、というのは氏の体験によるものだろう。「少しくらい人に遅れたっていいじゃないか」と言う赤瀬川さんの本を読むと、時間がゆっくり流れるように感じる。

平均寿命が延びたせいか、大人になりきれない人が多くなったようだ。(中略)寿命が延びた分、人はさまざまな体験ができて、人間性が豊かになるはずだと思うのは間違いで、単に時間を無駄に過ごしていることが多い。

道草とは、自分の人生を豊かにするために時間を使うもので、消費することではない。若いときに興味を持ったことに理屈抜きで取り組むことが、「人生の種まき」になる。

歳をとって時間が余るようになって何かを始めようとしても、なかなか思うようにならないし、第一続かない。若いときに覚えた水泳や自転車乗りは、歳をとってもちゃんとやれるけれど、歳をとってからやろうとすると時間がかかり、下手をするとケガをしかねない。

好奇心を道連れにした道草とは、豊かな人生を送るために各種の種をまき、伸びたつるを「らせん状に」育てて豊かな花を咲かせることであろう。

(『生徒に贈る言葉の花束』佐藤允彦著/学事出版より)


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