偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学校だより・学級通信・進路通信

自分のことばかり話す人間は、自分のことだけしか考えない。

デール・カーネギーさん『人を動かす』

 最近、友だちとの付き合い方が変わったという話を聞きます。直接言葉を交わすことより、メールやLINEでの文字によるやり取りが主流になったというのです。(中略)

 言葉での直接のやり取りでは途中で遮られて自分の言いたいことが言えないおそれがあるけれど、メールやLINEならその心配がありません。だから、ひたすら自分のことを押しつけようとするのです。これでは真の友だちはできません。(中略)

 カーネギーは、人に好かれるには「聞き手にまわる」ことが大切で、友を得るには相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せることが必要だ、と助言しています。この本には多くの著名人の言葉が引用されていますが、ローマの詩人パブリアス・シラスの言葉「われわれは、自分に関心を寄せてくれる人々に関心を寄せる」が心に残ります。

(『子どもの心を育てる珠玉の言葉』佐藤允彦著/ 学事出版より)


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