偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学校だより

力の差とは、力そのものの差であるよりは、自分自身が持っている
力の引き出し方の差なのである。

轡田隆史さん(ジャーナリスト)『考える力をつける本』

 人は誰しも生得的に何がしかの能力をもって生まれてきます。中には遺伝的に優れた才能をもって生まれてくる人もいますので、厳密な意味では能力に差はあると言わざるを得ませんが、そうした特異な能力をもって生まれてきた人でも、その能力を開花させることなく老いを重ねてしまう人もいます。

「アイツはできる」「いや、たいしたことはない」などと他人と比較して自分の力を認識するのではなく、自分がもっているかもしれない能力をいかに引き出すかを考えたいものです。環境や運によることもありますが、「未見の我」を発見するための努力をいかに続けるか、それが大切なのです。自分を高めようとする意識の差が「力の差」となって表れるのではないでしょうか。

(『子どもの心を育てる珠玉の言葉』佐藤允彦著/ 学事出版より)


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