偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学校だより・学級通信・進路通信

将来、伸びていきそうだと思う若い人には二つの特徴があります。
一つは好奇心が強いこと。
もう一つは大胆であること。

塩野 七生さん(作家)

新聞社主催の「21世紀にどう入っていくか」というテーマの講演会で話した言葉のひとつです。

「好奇心が強いことは、自分の殻を破っていくことです。他を拒絶するのでなく、自分を開放していくことです。そういう開放的な人って、これから伸びていく可能性があります」と話し、続いて、
「大胆とは傷を恐れないこと。これは若い人にしか許されない特権です。今の日本の中高年は、大胆になれと言われているのに一向になれなくてあたふたしています。これから生きていこうとしているあなた方は、開放的で大胆であることを身につけてください」と。

(『心を育てる言葉の贈り物』岩田壽夫著/ 学事出版より)


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