偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学校だより

人の欠点に思いやりのある人は幸せです。
それは自分にも欠点のあることに気づいている人だからです。

飯田深雪さん(料理家・アートフラワー創設者)

 1903年に生まれた飯田さんは外交官の夫と共に海外で暮らし、戦後、その生活体験をもとにして西洋料理とアートフラワーを教えました。アートフラワーという言葉は、飯田さんの造語だそうです。NHKのテレビ番組「きょうの料理」に初回から出演して西洋料理の普及に努めました。(中略)フランス政府から芸術文化勲章を授与され、2007年に103歳で亡くなりました。

 海外で暮らしていると、自分の考え方や行動様式と著しく異なる人々とつきあわなければならない時が多々あります。言語も習慣も異なる人に自分の価値観を押し付ければどうなるか。(中略)人の欠点をあからさまにすれば争いが起きます。だから相手の欠点を改めさせようと迫るのではなく、忍耐強く相手に気づかせることが大切です。  思いやりとは「思い遣り」と書き、相手の身になって考える心の余裕と細やかな心遣いのことをいいます。

(『子どもの心を育てる珠玉の言葉』佐藤允彦著/ 学事出版より)


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