偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学校だより・学級通信

光を明るくしすぎますと、あまり心の奥まで届かないですね。
やっぱりほのかに明るいというのが、一番人の心の奥に届くんです。

石井 幹子さん(照明デザイナー)

 石井さんはシャンデリアなどの照明器具デザインから、東京タワーや横浜ベイブリッジなどの照明デザイン、そしてレーザーアートまで幅広い光の領域を開拓した人である。世界遺産で有名になった白川郷のライトアップでも、展望台や山腹から照明するライトダウンですばらしい効果を出すことに成功した。

 石井さんは、光はただ明るければいいというのではなく、ものの美しさをどう表現するかが大切であるという。
 林間学校でのキャンプファイヤーの火は心を激しく燃え上がらせるが、ローソクの火は静かな陰影を伴い心の奥まで届く光を与えてくれる。
 すべてを明るみに出すのではなく、陰影を愉しむ生活を大切にしたい。

(『生徒に贈る言葉の花束』佐藤允彦著/ 学事出版より)


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