偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学年だより・学校だより

切に思わば
かならず得べし。

正法眼蔵随聞記

「『自分はこれでいいんだ』と思った瞬間、そこに退屈な人間が一人残る」という警句があります。人間、生きているかぎり何かを求め続けます。それが金や物であろうと地位や名誉であろうと、その人の生きがいの対象となるものなら、その人は求め続けるでしょう。収集家たちは「欲しいと思って探していると必ずいつか手に入るものです」と言いますが、地位や名誉はお金と時間をかけても必ずしも手に入るとは限りません。

 表題のこの言葉は、物質的なものではなく、精神的な高みにある悟りを意味していると思いますが、凡人にはそれは得がたいもののように感じます。ここではやさしく考えて、「やりかけたら最後までやり通しなさい。きっと何かが得られるでしょう」という意味で、諦めの早い人への励ましの言葉と捉え、「一生懸命にやりなさい。きっといい結果が得られますよ」と言ってあげましょう。

(『子どもの心を育てる珠玉の言葉』佐藤允彦著/ 学事出版より)


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