偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学校だより

自分の成績さえよければ……では、幸せになれませんよ。
友だちの喜びを自分の喜びとしていかなくては。
それは、国同士でも同じなんです。

小山内美江子さん(脚本家/2024年5月2日歿)

 テレビドラマ『3年B組金八先生』などで知られる脚本家の言葉です。「金八先生」を通して訴えたかったのは、「受験戦争につぶされないでほしい」というメッセージでした。

 10代前半を戦争の中で過ごしたことから、ニュースで流れてくる戦争や難民の話がいつも気になっていました。1990年、湾岸戦争のニュースが目に飛び込んできて、現地で救援活動を行っている若者の存在を知り、中東へと飛び立ちました。それから3年、難民救援活動は学校を作る活動へと焦点が絞られ、(中略)大小さまざまな募金で、7年間で小中学校合わせて27校47棟ができました。その中には金八先生の舞台である「桜学園」と命名したものもあります。

(『心を育てる言葉の贈り物』岩田壽夫著/ 学事出版より)


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