偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学校だより

年齢というものは、元来意味はありませんよ。
若い生活をしている者は若い。老いた生活をしている者は老いている。

井上 靖さん(作家)『氷壁』

 この言葉に続いて、「若くても老いた生活をしている者もあれば、年老いて若々しい生活をしている者もある」という一節が心に響いた。
 井上さんは日本を代表する作家で数々の名作がある。(中略)その顕著な業績からたびたびノーベル賞候補になった。1976年には文化勲章を受賞している。(中略)

 サムエル・ウルマン(アメリカの実業家・詩人)は『青春』という詩のなかで、
  歳を重ねただけで人は老いない
  夢を失ったときはじめて老いる
 と書いている。
 翻訳した新井満氏は、青春の度合いを測るには次の計算式で試すとよいと書いている。
 夢×情熱=青春度

 もし夢がゼロなら青春度もゼロになる。年齢が若いからといっても夢がなければ老人であり、たとえ80歳でも夢があれば青春だ、ということになる。(中略)
 君はどんな夢を抱いてこれからの生活にのぞむのか。

(『生徒に贈る夢と希望がふくらむ150の言葉』佐藤允彦著/ 学事出版より)


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