偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学校だより

才能とは、努力を継続する力だ

羽生 善治さん(棋士)

 羽生さんは1996年に25歳で七冠王となり、その後、王将以外のタイトルをすべて失って10年間不振の時代を過ごした。現在は日本将棋連盟会長を務める、まさに将棋界の第一人者である。(中略)

 よく「天才」といわれるが、その天賦の才を生かす努力を続けているからこそ結果を出せるのである。羽生さんは「才能とは、努力を継続する力だ」と述べ、「走り続けることが才能だ」と言っている。(中略)

 

「負けた時はどんな気持ちですか」という問いに、「負けたことより内容が大切です。何か得るものがあれば負けても気になりません」と答えていた。ひとつの勝負にこだわり続けたらプロとしてやっていられない。「プロとは力を瞬間でなく持続できることだ」という羽生さんの言葉は、人の生き方にも言えるのではないだろうか。

(『生徒に贈る夢と希望がふくらむ150の言葉』佐藤允彦著/ 学事出版より)


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