偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学校だより

怒りにはいつも理由がある。
ただし、正当な理由はめったにない。

ベンジャミン・フランクリンさん

「怒る」ことは人間が生きていくうえで大切な感情である。乳幼児はミルクが欲しいとき、おしめを代えてほしいとき、泣くことによって怒りを表す。
「怒り」という強い情動はエネルギーを要する。エネルギーのない子は怒らない。怒らない子は「よくできた子」「感情のコントロールができる子」と評価されがちだが、その反面、自分に自信がなく、人とのかかわりを避けようとする消極的な性格が見られる。(中略)

 中・高校生のなかには「いきなりキレる」人もいるが、その前に自己主張としての「憤り」があってもいい。不正なことに「憤り」すら感じないようでは若者とはいえない。怒り狂って周りの人々との破滅的な関係をつくらなければ、怒りも若者の特権であろう。
しかし、激情に駆られる一時の怒りには判断ミスが伴うので、正当性を欠くことが多い。
(中略)激情に駆られたときに冷静になれ、と言っても至難なことだが、後で後悔するような怒りは努めて抑えたいものだ。

(『生徒に贈る言葉の花束』佐藤允彦著/ 学事出版より)


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