偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学校だより

もともと地上に道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。

魯迅(中国の小説家・思想家)

 中学校の国語教科書に『故郷』という魯迅の作品が載っています。(中略)この作品の最後の文章を紹介しましょう。
 思うに希望とは、もともとあるものともいえぬし、ないものともいえない。
 それは地上の道のようなものである。もともと地上に道はない。
 歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。

「希望」という言葉を「夢」や「目標」に置き換えてみましょう。みなさんもたくさんの夢をもっていると思います。将来携わってみたい職業、ぜひ実現させたいこと。(中略)夢に向かって進もうという気持ちをもつことは、本当に楽しみなことですね。

 しかし、「自分にこんなことができるのかなぁ」と不安を抱く人もいるかもしれません。不安になったり、自信がなくなったりする瞬間は、どんな人にもあります。あなたひとりに限ったことではないのです。今まで誰も経験したことのないことに挑戦しようとする人だっています。大いに挑戦してください。そして、誰も歩いたことのない、新しい道を切り開いてほしいと思います。

(『子どもたちに詩の心を伝える講話』小金澤豊著/ 学事出版より)


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