子どもに届けたい今日のひとこと

「むずかしいのは続けること」「やってみたこと、ためしたことが財産」など、
担任として、校長として子どもたちとのふれあいのなかで
学校生活から拾いあげたちょっといい話。
通信のネタ探しのヒントにもなります。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学年だより

ゆづり葉

河井酔茗(かわいすいめい)

 一年の始まりです。今年は、どんな年にしたいですか。新しい一年の始まりは、新しい学年へとバトンタッチをする一年でもあります。上級生は、今までみなさんが中心となって担ってきたさまざまな活動を、下級生に任せる立場になります。学年が下の人たちに、バトンを渡すわけですね。(中略)

 

  子供たちよ
   これは譲り葉の木です。
   この譲り葉は
   新しい葉が出来ると
   入り代わってふるい葉が落ちてしまうのです。

   こんなに厚い葉
   こんなに大きい葉でも
   新しい葉が出来ると無造作に落ちる
   新しい葉にいのちを譲って―。

 ここに紹介したのは、河井酔茗という詩人の「ゆづり葉」という詩の書き出しです。
 ちょうど今のみなさんの立場を表現したようではありませんか。「こんなに厚い葉」を上級生に、「新しい葉」を下級生になぞらえてみましょう。上級生は、「厚い葉」「大きい葉」となって、今年は、巣立つ時を迎えます。今までの頑張りを、ぜひ下級生に伝えてほしいと思います。

(『子どもたちに詩の心を伝える講話』小金澤豊著/学事出版より)


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