子どもに届けたい今日のひとこと【108】｜子どもに届けたい今日のひとこと｜エッセンスの引き出し

「むずかしいのは続けること」「やってみたこと、ためしたことが財産」など、
担任として、校長として子どもたちとのふれあいのなかで
学校生活から拾いあげたちょっといい話。
通信のネタ探しのヒントにもなります。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典（書名・著者名・出版社名）を明記して下さい。

	学級通信･学年だより

別れと成長を確かめる３月

　昔からのことわざで「１月は行く、２月は逃げる、３月は去る」という言葉があります。これは「１月は正月があり忙しく、２月は元々28日で普通の月より短く、３月は年度末でやることが多い。だから日が過ぎるのが早く感じる」という意味です。（中略）

　私は、３月は「別れ」と「成長を確かめる」月だと思います。別れとは、６年生にとっては小学校の学舎、先生方やかわいい後輩たちと、そして５年生から１年生までのみなさんにとってはお世話になった６年生との別れです。（中略）

　もうひとつは「成長を確かめる」月です。（中略）自分が思っていたテストの点がとれたこと、25ｍ泳げたこと、友だちが増えたこと、掃除が上手になったこと、毎日休まず学校に来られたことなど、いろいろあると思います。確かめていくうちに、やろうと思っていたことができなかったことに気づくかもしれません。それでもいいと思います。また挑戦すればよいからです。目標をもって努力し続けることが一番大切。いつもめあてをもって成長し続ける人になってください。

（『人間関係をよくする話し方＆例話』学校例話研究会編学事出版より）

>> エッセンスの引き出しTOPページ

「子どもに届けたい今日のひとこと」バックナンバー

ページトップへ ↑