子どもに届けたい今日のひとこと

「むずかしいのは続けること」「やってみたこと、ためしたことが財産」など、
担任として、校長として子どもたちとのふれあいのなかで
学校生活から拾いあげたちょっといい話。
通信のネタ探しのヒントにもなります。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学年だより・学校だより

たった一人しかいない自分 たった一度しかない人生

 きょうは、みなさんに言葉を一つ紹介します。  山本有三の『路傍の石』のなかで、(中略)主人公吾一が鉄橋にぶら下がるという無謀なことをやった後で、次野先生から言われたひと言です。

 「たったひとりしかいない自分を
 たった一度しかない一生を
 ほんとうにかがやかしださなかったら
 人間 生まれてきたかいがないじゃないか」
(出典:偕成社 山本有三著『路傍の石』) 

 みなさん「あなた」という人間は、世界中にあなたひとりです。そして、あなたが生きていく人生もたった一度しかありません。6年生をもう一度やり直したいと思っても、同じ6年生を二回生きることはできません。みなさんの6年生はたった一回限りです。

 たった一回しかない今の学年を精一杯生きていますか。「どうせ ぼくなんか」「いつも わたしばっかり」と後ろ向きの心になっている人はいませんか。ダメなところばかりの人間は一人もいません。必ずよいところがあるものです。そのよいところを生かせるかどうかは、自分次第です。

 たった一人しかいない自分です。自分で自分の人生をあきらめないでください。あなたの力が必要だから生まれてきているのです。よさを生かして精一杯輝いて生きていきましょう。

(『教師の願いを子どもに届ける今日の一言』武正光江著/学事出版より)


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