子どもに届けたい今日のひとこと

「むずかしいのは続けること」「やってみたこと、ためしたことが財産」など、
担任として、校長として子どもたちとのふれあいのなかで
学校生活から拾いあげたちょっといい話。
通信のネタ探しのヒントにもなります。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学校だより・校長室だより

一日一生日々元旦

 一日一日を今日限りの命と覚悟して真剣に生きる。その連続が充実した一生につながる、という意味でよく「一日一生」という言葉が用いられる。朝起きて、あれをしよう、これをしよう、とスケジュールを立ててその日を精いっぱい頑張り、夜になって「ああ、いい一日だった」と満足して休む。そんな生活が続けばどんなにか素晴らしい人生になるだろう。

 また、新しい年を迎える元旦は、普段の朝とは異なって格別な気分になる。「よし、やるぞ!」とひそかに心に誓う。毎朝を元旦のような気持ちで迎えたら(不可能とは思うが)、どんな一年になるだろうか。(中略)

 若いときの一日はあっという間に過ぎるが一年は長い。しかし、齢をとると一日は長いが一年はあっという間に過ぎていく。悔いのない人生を過ごしたいものだ。

(『生徒に贈る言葉の花束』佐藤允彦著/学事出版より)


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