子どもに届けたい今日のひとこと

「むずかしいのは続けること」「やってみたこと、ためしたことが財産」など、
担任として、校長として子どもたちとのふれあいのなかで
学校生活から拾いあげたちょっといい話。
通信のネタ探しのヒントにもなります。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学校だより・学級通信・進路通信

試してみて、やってみて。
そうすると、頭が手が足が心が覚えているものです。

 「先生!サツマイモはね、(うねの)高くなっているところに、横にして植えるんだよ。立てて植えちゃいけないんだ。それはね、根っこがくきの途中から出てくるからだよ。だから横にして、土をかけておくんだ。それから、なぜ、(うねの)高いところに植えるか知ってる? サツマイモは水はけのよいところが好きだから、高いところに植えるんだよ」

 二年生が自慢げに話をしながら、苗に上手に土をかけていました。去年、学校応援団の方に教えていただきながら苗植えを体験したのでした。

 話を聞きながら自分でやってみると、体験したことはしっかりと頭に記憶され知恵となります。記憶された知恵は、行動に表れます。

 「試してみましょう。やってみましょう」  そして、知恵を増やしましょう。

(『教師の願いを子どもに届ける今日の一言』武正光江著/学事出版より)


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