子どもに届けたい今日のひとこと

「むずかしいのは続けること」「やってみたこと、ためしたことが財産」など、
担任として、校長として子どもたちとのふれあいのなかで
学校生活から拾いあげたちょっといい話。
通信のネタ探しのヒントにもなります。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学校だより・校長室だより

あなたがいてくれてよかったと言われる人になりたい。

 ○○っ子まつりの準備もいよいよ最終段階です。どのグループも6年生を中心に、出し物の作成に一生懸命です。
「Aさん、ここ教えて! どうやるの?」
「こうやるんだよ。こうすればできるでしょ」
「ありがとう」
「Aさん、この空き缶はどうするの?」 
「Aさん、できたけれど、次は何をやればいいの?」

 矢継ぎ早に6年生へ質問が浴びせかけられています。6年生の手が回らないのを見かねて、5年生のBさんが、「空き缶に色画用紙を巻いて…、絵を描いてもいいよ。折り紙で飾りをつけてもいいよ」

 4年生のCさんが、
「次は、この折り紙でツルを折ってね」
 縦割り班の友だち同士協力し合う姿に「あなたが いてくれて よかった」と支え合う心が見えました。

(『教師の願いを子どもに届ける今日の一言』武正光江著/学事出版より)


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