子どもをやる気にさせる話

子どもがやる気を出すとき、その意欲の源となるのは夢と希望です。「あんなふうになりたい」「こんなことをやってみたい」という夢みる力と、「ボクにもできる」「ワタシだってやれる」という希望を子どもたちにどう与えるか。
そのヒントがギュッとつまった話をご紹介します。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象 学級通信・学年だより

傷は見せてしまった方が百倍楽だ。

遠藤周作『あまのじゃく人間へ』

 「傷」とは切り傷のことではなく、自分のもっている弱みとか欠点などをいう。一般に、人は自分の欠点を人に見せないように強がったり、ありもしない自分を飾って見せようとする。ここでは傷をコンプレックスといえばわかりやすい。(中略)

 遠藤さんは、「コンプレックスは誰にでもあるが、それには三つの型があり、一つ目はコンプレックス活用型、二番目はコンプレックスにうじうじと悩んでいる型、三番目はコンプレックスを消そうとする型がある」という。美容外科の手術でコンプレックスを消そうとするのは三番目で、愚痴ばかりこぼしているのは二番目のタイプである。遠藤さんが勧めるのは自分の欠点を逆利用する一番目のタイプである。(中略)

 遠藤さんは「どこか顔の造作に欠点を持っている奴は、顔そのものが名刺代わりになる。一度見たら忘れられない顔と人にいわれる奴なら、それに自分の魅力をつけ加えるのは、いとも簡単だ」と言い、欠点の逆利用こそあなたを魅力的に変身させる鍵だという。

(『生徒に贈る夢と希望がふくらむ150の言葉』佐藤允彦著/学事出版より)


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