子どもをやる気にさせる話

子どもがやる気を出すとき、その意欲の源となるのは夢と希望です。「あんなふうになりたい」「こんなことをやってみたい」という夢みる力と、「ボクにもできる」「ワタシだってやれる」という希望を子どもたちにどう与えるか。
そのヒントがギュッとつまった話をご紹介します。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学校だより

進め、進め

武者小路実篤(詩人・小説家)

「新しき村」という名前を聞いたことがありますか。理想的な社会を作ることに賛同した人たちが集まって、実際に村を作ったのです。その中心にいたのが、武者小路実篤でした。では、彼が書いた詩を読みましょう。『進め、進め』という題の詩です。

  自分達は後悔なんかしていられない、
  したいことが多すぎる
  進め、進め。
  麦が出来そこなった!
  それもいいだろう
  あとの為になる
  進め、進め。

 (中略)そんなこと言われたって、したいことがわからない、なんて思わないでください。詩の中では、こんな文句が出てきますよ。

  何をしたらいいのかわからない!
  しなければならないことを
  片っぱしからしろ、忠実に。
  進め、進め。

 そうです。しなければいけないことを、次から次へとどんどんやっていくことです。そして前に進んでいくのです。(中略)「進め、進め」この言葉を、今、みなさん全員に贈りたいと思います。

(『子どもたちに詩の心を伝える講話』小金澤豊著/学事出版より)


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