子どもをやる気にさせる話

子どもがやる気を出すとき、その意欲の源となるのは夢と希望です。「あんなふうになりたい」「こんなことをやってみたい」という夢みる力と、「ボクにもできる」「ワタシだってやれる」という希望を子どもたちにどう与えるか。
そのヒントがギュッとつまった話をご紹介します。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象 学校だより・学級通信・学年だより

自分のことばかり話す人間は、自分のことだけしか考えない。

D・カーネギー『人を動かす』

 最近、友達との付き合い方が変わったという。直接言葉を交わすことよりメールでの文字によるやり取りが主流になったというのである。(中略)
 言葉での直接のやり取りでは途中で遮られて自分の言いたいことが言えないおそれがあるが、メールならその心配はない。だから、ひたすら自分のことを押しつけようとする。これでは真の友達ができない。(中略)

 カーネギーは、人間関係研究の先覚者で成人教育や職業人の育成に尽くした。大学を卒業後、いろいろな職業に就き、雑多な人間関係から人を動かす原則を体得し、さらに人間関係の問題を多くの資料から集めて教材とした。それがこの本である。

 カーネギーは、人に好かれるには「聞き手にまわる」ことが大切だという。そして、友を得るには相手の関心をひこうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せることだ、と助言する。
 この本のなかには多くの著名人の言葉が引用されているが、ローマの詩人パブリアス・シラス(BC100年)の言葉が心に残る。「われわれは、自分に関心を寄せてくれる人々に関心を寄せる」。

(『生徒に贈る夢と希望がふくらむ150の言葉』佐藤允彦著/学事出版より)


「子どもをやる気にさせる話」バックナンバー