子どもをやる気にさせる話

子どもがやる気を出すとき、その意欲の源となるのは夢と希望です。「あんなふうになりたい」「こんなことをやってみたい」という夢みる力と、「ボクにもできる」「ワタシだってやれる」という希望を子どもたちにどう与えるか。
そのヒントがギュッとつまった話をご紹介します。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象 学校だより・学級通信・教科通信

失敗した場合、次に失敗を恐れることはない。
(マイナス)×(マイナス)はプラスになるからだ。
失敗し、次は失敗しないことに意を注げば、結果はマイナスになる。
それは、(マイナス)×(プラス)は、
マイナスになるからだと、子どもに話した。

藤本 義一(作家)

 一人の子どもが、何か失敗をして沈んでいました。親に対しても、口をきかない状態だったようです。その際、失敗は誰にもあることを話しました。そして、他の人ならば、次は失敗しないことに注意すればいいと言うところでしょうが、標記の言葉を話し、次も失敗したらと一種の励ましをしたということでした。それは、次に失敗を恐れて行えば、たとえできても、小さなものとなってしまい、かえってマイナスになるということでしょう。

「私のやった仕事で本当に成功したのは、全体の1パーセントに過ぎない。99パーセントは失敗の連続であった」という本田技研工業創業者の本田宗一郎さんの言葉もあります。「失敗は成功のもと」「七転び八起き」などのことわざもあります。失敗を恐れては何もなしえません。失敗があってこそ、成功への道が開けるというような話の中で使うことができます。

(『生徒に贈る夢と希望がふくらむ150の言葉』佐藤允彦著/学事出版より)


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