子どもをやる気にさせる話

子どもがやる気を出すとき、その意欲の源となるのは夢と希望です。「あんなふうになりたい」「こんなことをやってみたい」という夢みる力と、「ボクにもできる」「ワタシだってやれる」という希望を子どもたちにどう与えるか。
そのヒントがギュッとつまった話をご紹介します。

<ご利用にあたって>
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対象 学校だより・学級通信・教科通信

プラスイメージで頭をよくする

心や感覚を生み出す大脳新皮質は、解剖学的には4つの部分(葉:よう)に分かれています。そのうちの頭の前方、おでこのあたりを前頭葉(ぜんとうよう)と呼んでいます。前頭葉は、理性や意欲を生み出す働きをする脳の部位です。

前頭葉を刺激してやり、元気にすると、脳の仕組みがうまく動きだします。
うつや不安にとらわれているときは、プラスなことを頭にイメージしたり、快いことばを聞かせたりすると、前頭葉が刺激され、元気が出てくるのです。
ヒトの心は、暗いことばをかけられれば暗くなり、明るいことばをかけられれば明るくなるという性質をもっています。

そこで、「必ずうまくいく」とか「すべてがよくなる」といった、気分が上向くようなことばで、自分に呼びかけると効果があるのです。自分へのプラスなイメージを伴った呼びかけは、ことばによるプラシーボ(偽薬)効果といえます。

プラシーボとは、外見上は薬に見えるけれど薬理学的には効果のないものをいいます。患者がその医者に尊敬の念をもち、信頼していれば、プラシーボは本物の薬以上に効果を上げることが実験で確かめられています。

だから、有効な手が打てず、不安に陥ったり、悩んだりしているときは、「必ずうまくいく」とか「すべてがよくなる」といった、自己暗示を積極的に吹き込むようにしてみてください。きっと効果があります。

(『学ぶ力と意欲を育てる60のいい話』笹田哲夫著/学事出版より)


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