子どもをやる気にさせる話

子どもがやる気を出すとき、その意欲の源となるのは夢と希望です。「あんなふうになりたい」「こんなことをやってみたい」という夢みる力と、「ボクにもできる」「ワタシだってやれる」という希望を子どもたちにどう与えるか。
そのヒントがギュッとつまった話をご紹介します。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学年だより

ない宝をもとめずに、
ある宝を掘り出すことだ。

中野重治『愛しき者へ』

 自分にどんな能力があるのか、やってみなければ誰にもわかりません。
 「自分は頭が悪い」と思い込んでいる人は、何か難しい問題にぶつかると、「どうせできないんだから」と言って問題解決への努力を放棄して、初めから努力する辛さを回避するための口実として「頭が悪いから」などと言って逃げているのかもしれません。

 

 問題は「できない」と思い込んで自分の能力を抑えてしまうという、マイナスの自己暗示にあるようです。やってみれば案外できるものです。100パーセント満足いかなくてもそこそこにできるものです。

 自分に与えられている宝に気づかず、その宝を掘り出す努力をしないのは神への冒瀆ではないでしょうか。「自分探し」等と言って外界ばかりに目を向けないで、自分の中に潜んでいる原石を発見して、それを磨く努力をすることが大切です。「本当の自分」は道端には落ちていません。自分の中にあるのです。

(『子どもの心を育てる珠玉の言葉』佐藤允彦著/学事出版より)


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