子どもをやる気にさせる話

子どもがやる気を出すとき、その意欲の源となるのは夢と希望です。「あんなふうになりたい」「こんなことをやってみたい」という夢みる力と、「ボクにもできる」「ワタシだってやれる」という希望を子どもたちにどう与えるか。
そのヒントがギュッとつまった話をご紹介します。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学校だより

スポーツをすることの意義

 足が速ければ偉大だろうか? ボールが遠くに飛べばそれが偉いのか? それだけで下級生や同級生に威張れるのか? 強ければ遅刻は許されるのか? あいさつをしなくていいのか?

 足の速さだけなら、私よりかつて飼っていた柴犬のほうがはるかに速いですし、オリンピック選手だってチータにはかないません。だからといって、これらの動物に比べてオリンピック選手は「劣る」とか「尊敬できない」とは、誰も思わないでしょう。多くの一流選手は、スポーツを通して人としてのマナーや賢さを身につけているからです。一流選手だけではありません。私たちだってスポーツを通して、マナー、礼儀、友だちと共に汗を流すことの素晴らしさを学びます。(中略)

 人間と動物の違いはここにあります。みなさんには、「こいつだったら、この先輩だったら、心から声援を送りたい」と同級生や下級生から思われるような、尊敬される選手や先輩になってほしいのです。心からスポーツを楽しみ、スポーツを通して人間的に成長していってほしいと願っています。

(『心にのこる校長講話集3』学校例話研究会編/学事出版より)


「子どもをやる気にさせる話」バックナンバー

助成物品のご案内

はがき新聞づくりのすすめ

学級力向上プロジェクト

プリントコミュニケーションひろば

「防災はがき新聞」で防災対応力を高める!

2024年度実践報告書ご提出のお願いとはがき新聞ご利用継続のご確認

プリントメディアの研究情報誌「季刊理想」

理想教育財団について

通信づくりの知恵袋

新聞入門ナビ

2色プリントの研究

無料冊子プレゼント

財団だより

トピックス