子どもをやる気にさせる話

子どもがやる気を出すとき、その意欲の源となるのは夢と希望です。「あんなふうになりたい」「こんなことをやってみたい」という夢みる力と、「ボクにもできる」「ワタシだってやれる」という希望を子どもたちにどう与えるか。
そのヒントがギュッとつまった話をご紹介します。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学校だより

あとは全力を尽くすだけ

 音楽会当日、いよいよ本番だ。
 何度も繰り返し練習した。みんなで練習した。一人でも練習した。それでもなかなか思うようにはいかなかった。
 弱音を吐いたこともあった。休み時間も放課後も、家でも練習を繰り返した。そして、できなかったことが少しずつできるようになった。
 やるべきことはやった。「あとは、全力を尽くすだけ」。胸を張って、演奏しよう。声高らかに歌おう。
 その全力が、お客さんの心を打つ。感動を生む。

(『絵とことはで伝える在り方生き方の講話』関口修司著/学事出版より)


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