子どもをやる気にさせる話

子どもがやる気を出すとき、その意欲の源となるのは夢と希望です。「あんなふうになりたい」「こんなことをやってみたい」という夢みる力と、「ボクにもできる」「ワタシだってやれる」という希望を子どもたちにどう与えるか。
そのヒントがギュッとつまった話をご紹介します。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学年だより

何もしなければ道に迷わないけれど、 何もしなければ石になってしまう。

あるテレビドラマから

 身近な人には普通に話せるけれど、初対面の人にはなかなか話しかけられない人がいます。何と話しかけたらいいのか、何を話せばいいのか。言ったことで相手がどう思うのか、傷つかないだろうか、などと考えすぎて一言もしゃべれないのだといいます。

 B君はイケメンですが、ナイーブな一面があります。好きな女の子に声をかけられず、友人に自分の思いを伝えてくれるように頼みました。彼の恋は「好きなら直接言ってほしかった」という彼女の一言で終わってしまいました。彼女も彼の気持ちには薄々気付いていたのですが、彼の優柔不断なところが気に入らなかったようです。

 失敗して傷つくことを恐れるのは若者ばかりではありません。ただ、若者には失敗してもそれを取り戻せるだけの時間と、しなやかな心があります。大人には変なプライドがあって素直になるしなやかさが欠けています。若者が失敗にいつまでもこだわっていたら、魅力のない若い肉体があるだけです。石のように固い心では見向きもされません。挑戦する心は青年に与えられた特権です。さあ、失敗を恐れず頑張りましょう。

(『子どもの心を育てる珠玉の言葉』佐藤允彦著/学事出版より)


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