子どもをやる気にさせる話

子どもがやる気を出すとき、その意欲の源となるのは夢と希望です。「あんなふうになりたい」「こんなことをやってみたい」という夢みる力と、「ボクにもできる」「ワタシだってやれる」という希望を子どもたちにどう与えるか。
そのヒントがギュッとつまった話をご紹介します。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学年だより

初めてのことを始めてみないか

秋元 康(放送作家・作詞家)『趣味力』

 最近、生きる力をはじめとして学校力、教師力、人間力などなどやたらと「力」が付く言葉が多い。それに加えて『趣味力』ときた。これは一体どういうことなのだろうか。(中略)

 秋元さんは趣味を仕事にしてきた人だ。だから趣味は人生だと言い切る。趣味という言葉を「物事の味わいを感じとる能力」ととらえ、その人の人生観や価値観をあらわすものと考えている。(中略)

 中・高校生の口にする言葉に「自分探し」がある。「自分に何ができるかわからない」「自分は何に向いているのかわからない」と言う。そんな生徒に「落とし物じゃないからそこらに落ちていないよ。君の身体のなかに潜んでいるものだ。それを発見するために、今以上に勉強し、何でも体験し、新しいことにチャレンジしなさい」と教えてきた。これからは秋元さんのように「初めてのことを始めてみないか」と言おう。

 初めてすることは胸がときめく。何でも新鮮に感じる。例えば日記をつける、詩を書く、絵を描く、旅をする、スポーツにチャレンジする、名作を読むなど。今までやったことがないことをやってみる。思い切ってラブレターを出すのもいい。(中略)そうすれば今までにない「新しい自分」がきっと発見できるだろう。新しいことに一歩を踏み出す勇気が大切だ。

(『生徒に贈る夢と希望がふくらむ150の言葉』佐藤允彦著/学事出版より)


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