子どもをやる気にさせる話

子どもがやる気を出すとき、その意欲の源となるのは夢と希望です。「あんなふうになりたい」「こんなことをやってみたい」という夢みる力と、「ボクにもできる」「ワタシだってやれる」という希望を子どもたちにどう与えるか。
そのヒントがギュッとつまった話をご紹介します。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学校だより

くやし涙を次へのエネルギーに!

 校内硬筆展が終わりました。毎年、金賞だった子が、今年は取れなかったと、家に帰って涙を流していたという話を耳にしました。毎日、家で5枚ほど硬筆の練習をし、休みの日には10枚以上書いていたとも聞きました。

 本人は、これ以上ないほど練習を重ねたから自信があったのでしょう。本当にくやしかったのでしょう。一生懸命に練習したから流せるくやし涙ですね。しかし、大切なのは、このくやし涙を力に変えることができるかどうかです。

「こんなに努力しても認めてもらえないなら、や〜めた」となるのか、「この次は負けない。今度こそやる!」とさらなる努力を重ねることができるのか。くやしい気持ちを次の努力へのエネルギーに変えることができたら、確実に進歩します。

(『教師の願いを子どもに届ける今日の一言』武正光江著/学事出版より)


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