担任から子どもたちへのメッセージ

公立中学校教師歴35年、学級担任歴27年の経験をもち、1960年から学級通信を出し続けてきた山田暁生さんによる「通信で伝える希望のメッセージ」。子どもたちが「自分の居場所」を確認でき、「自分への期待感」がわき上がり、「未来への希望」がもてるようなメッセージの数々は、実体験の深みがあり、子どもたちへのプレゼントのような温かみがあります。通信やお知らせの囲み記事、空きスペースを有効活用するために使えます。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学年だより

態度ははっきり、ことばは優しく

 先日、電車の中で耳にした女子高校生同士の会話です。一方が聞きます。「今度の日曜とか、どう?」。相手が答えます。「日曜? 日曜はダメみたい…」。気になるのはこの「みたい」です。「ダメ」と言い切らず自分の都合を他人事のように放り出すあいまいな表現です。

 はっきりダメと断る方法もありますが、相手を気遣う心理からこんな遠回しな言い方をするのでしょう。気遣いは古くから続けられてきた“美徳”の一つですが、この「みたい」は、自分の使っている言葉に責任を持たせない言い方で、決してほめられたものではありません。

 日本人は「NO」と言い切ることが苦手だとよく言われます。「YES? or NO?」と問い詰められて、どちらとも言い切れず、思わず「or」と答える、という笑い話もあるほどです。「だめです」「お断りします」は確かに言いにくい言葉です。そんなときでも、あいまい表現に頼らず、相手を思いやりながらも、はっきり意思表示をすることはいくらでも可能です。

「いずれ、そのうち」などとあいまいにせず、「来週までお時間を」「今月末にはご返事します」と具体的に言えば誠実さは伝わります。(中略)意思や判断を明確にしながらも、相手を気遣った優しい表現はいくらでも工夫できます。

(『先生のためのことばセミナー』加藤昌男著/学事出版より)


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