担任から子どもたちへのメッセージ

長年、小中学校の教師および学級担任を務めてきた著者らによる「通信や講話で伝える希望のメッセージ」。日々の子どもたちとのふれあいから生まれたメッセージは示唆に富み、ユーモアを交えた温かみのある言葉の数々は子どたちの心に響くことでしょう。通信やお知らせの囲み記事、空きスペースを有効活用するために使えます。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学年だより

最新ことば事情 その②

 犬の「ワンワン」は英語では「bow-wow(バウワウ)」、猫は「meow(ミヤーオ)」、カエルは「croak-croak (クローククローク)」、馬の「パカパカ」は「clip-clop(クリップクロップ)」が一般的だといわれます。
 鶏(おんどり)は、日本語では「コケコッコー」ですが、英語では「cock-a-doodle-doo(コッカドゥードゥルドゥ)」、フランスでは「coquerico(コクリコ)」、ドイツでは「kikeriki(キッケリキー)」、イタリアでは「chicchirichi(キッキリキ)」と言うそうです。

 日本には鳥の鳴き声を人間の言葉に置き換える「聞きなし」という方法があります。ホオジロの声「チッチピーツツ チチツツピー」は「一筆啓上仕り候(イッピツケイジョウツカマツリソウロウ)」と聞きなします。ホトトギスは「特許許可局(トッキョキョカキョク)」、コノハズクは「仏法僧(ブッポウソウ)」、ウグイスは「法法華経(ホーホケキョ)」。サンコウチョウという鳥は、さえずりが「月日星(ツキヒホシ)ホイホイホイ」と聞こえることから、3つの光の鳥(三光鳥)と名づけられたいわれます。

 各国のオノマトペ(音や声、動きや様子などをあらわす言葉)も、日本の聞きなしも、そのつもりで聞けばそうも聞こえてきます。音の世界は実に味わい深いものです。

(『先生のためのことばセミナー』加藤昌男著/学事出版より)


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