担任から子どもたちへのメッセージ

長年、小中学校の教師および学級担任を務めてきた著者らによる「通信や講話で伝える希望のメッセージ」。日々の子どもたちとのふれあいから生まれたメッセージは示唆に富み、ユーモアを交えた温かみのある言葉の数々は子どたちの心に響くことでしょう。通信やお知らせの囲み記事、空きスペースを有効活用するために使えます。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学年だより

スマホのLINEで勉強が手につかない子へ

 そうか、部活動の連絡網もLINEを使っているのか。やめるわけにはいかないんだね。「既読無視」や「LINE外し」も怖いよな。(中略)でも、部活動の連絡や、行事や明日の予定確認など、必要最低限でやめることはできるんじゃないかい。雑談のためのグループトークに参加しても、結局それはただ時間をつぶしているだけだろ。自分らしい生き方をLINEなんかで崩してほしくないな。

 LINEなんてなくなっちゃえばいいと思うかい? なくなったとしても、またLINEに代わる「人とつながる〇〇アプリ」みたいのが出てくると思う。(中略)
 問題は、「人がつながるための道具」に依存する心なんだよ。「人依存」というのかな。それを自分で乗り越えなきゃいけないんだ。中学生や高校生のときは、人間の成長として「友だちとつながりたい」という気持ちが最も強くなる。このLINEがそういう若者の心にぴったり合ってしまっているんだね。

 来週また話をしよう。それまでどのくらいLINEを使ったか毎日記録してみてね。あと、自分に必要なLINEのルールを作ってみること。この2つが来週までの宿題だよ。

(『クラス担任が自信をもって「語る」12カ月』担任学研究会編著/学事出版より)


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