担任から子どもたちへのメッセージ

長年、小中学校の教師および学級担任を務めてきた著者らによる「通信や講話で伝える希望のメッセージ」。日々の子どもたちとのふれあいから生まれたメッセージは示唆に富み、ユーモアを交えた温かみのある言葉の数々は子どたちの心に響くことでしょう。通信やお知らせの囲み記事、空きスペースを有効活用するために使えます。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学年だより

困難なことから逃げるな
立ち向かっていく勇気をもて

「なんで今年はクラスで出し物をやらないんですか」
「縦割り班でやるのは大変です」
「1年生はいろんな物を作ったりできないと思うし……」
「学年で出し物を作ったほうがやりやすいし、いい物ができると思います」(中略)

 縦割り班でやることになると、6年生はリーダーとして仕事をしなければならなくなりますから大変だと思うのでしょう。経験のないことにどのように取り組んだらよいのか、不安に思うのでしょう。(中略)

 担任は、子どもたちに、
「今年は、いろいろな行事が縦割り班で活動するものに変わりました。みなさんの活躍の場が広がったと言っていいでしょう。6年生のリーダーシップを発揮するときです。低学年のお友だちが言うことを聞いてくれないとか、4年生が勝手なことをやるとか、5年生が生意気だとか……困ってしまうことがたくさんあるかもしれませんね。しかし、困難なことから逃げてしまっては、頼りになる6年生にも、優しい6年生にもなれません。いい機会ですからやってみましょう。きっと最上級生としての力を伸ばすことができます」と話していました。

(『教師の願いを子どもに届ける今日の一言』武正光江著/学事出版より)


「担任から子どもたちへのメッセージ」バックナンバー

助成物品のご案内

はがき新聞づくりのすすめ

学級力向上プロジェクト

プリントコミュニケーションひろば

「防災はがき新聞」で防災対応力を高める!

2024年度実践報告書ご提出のお願いとはがき新聞ご利用継続のご確認

プリントメディアの研究情報誌「季刊理想」

理想教育財団について

通信づくりの知恵袋

新聞入門ナビ

2色プリントの研究

無料冊子プレゼント

財団だより

トピックス