担任から子どもたちへのメッセージ

公立中学校教師歴35年、学級担任歴27年の経験をもち、1960年から学級通信を出し続けてきた山田暁生さんによる「通信で伝える希望のメッセージ」。子どもたちが「自分の居場所」を確認でき、「自分への期待感」がわき上がり、「未来への希望」がもてるようなメッセージの数々は、実体験の深みがあり、子どもたちへのプレゼントのような温かみがあります。通信やお知らせの囲み記事、空きスペースを有効活用するために使えます。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学年だより

一粒の砂

きみは一粒の砂だ
私も一粒の砂
宇宙のかなたから見ると
地球に60億ほどの砂粒がある
その一粒なんだ

遠くから見れば
みんな同じように見える砂粒
でも ちがう
もっと近寄って見てよ
形も 大きさも 光り方も
みんな違うじゃないか

きみという砂の光は
大きさも 色合いも 世界に一つ
そんな一粒だってこと
片時でも忘れず
生きていこうじゃないか

(『クラス担任が子どもに贈るハッピーメッセージ』山田暁生著/学事出版より)


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