担任から子どもたちへのメッセージ

長年、小中学校の教師および学級担任を務めてきた著者らによる「通信や講話で伝える希望のメッセージ」。日々の子どもたちとのふれあいから生まれたメッセージは示唆に富み、ユーモアを交えた温かみのある言葉の数々は子どたちの心に響くことでしょう。通信やお知らせの囲み記事、空きスペースを有効活用するために使えます。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学年だより

「目からうろこ」は落ちるもの

 本来の言い方を簡略化する傾向は大人の会話にも見られます。その一つが「目からうろこ」です。今まで分かりにくかった事柄が急に理解できるようになったときに「これこそ、目からうろこ!」という感嘆の声としてよく使われます。

 正確には「目から鱗(うろこ)が落ちる」なのですが、いつの間にか「落ちる」が欠落した言い方が一般化してきました。語源をたどると「新約聖書」に登場する言葉で、目をふさいでいた鱗のようなものが落ちて、それまでの偏見や先入観から解き放たれ、物事が鮮明に見えるようになること、だとされています。

 ところが、日常会話では、言葉の由来を知ったうえで使っている人はそう多くはないでしょう。それでも相手が頷いてくれればいいのですが、語源や用法に詳しい人から見ればおかしな表現ということになってしまいます。

(『先生のためのことばセミナー』加藤昌男著/学事出版より)


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