担任から子どもたちへのメッセージ【123】｜エッセンスの引き出し

長年、小中学校の教師および学級担任を務めてきた著者らによる「通信や講話で伝える希望のメッセージ」。日々の子どもたちとのふれあいから生まれたメッセージは示唆に富み、ユーモアを交えた温かみのある言葉の数々は子どたちの心に響くことでしょう。通信やお知らせの囲み記事、空きスペースを有効活用するために使えます。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典（書名・著者名・出版社名）を明記して下さい。

	学級通信･学年だより

読書は頭と心の食べ物

　よく「読書は頭の食べ物」という言葉を耳にしますが、わたしは、「想像力が身に付くので読書をしましょう」ということもみなさんに伝えたいです。（中略）読書をすると自分の想像の世界が広がります。想像することはとても楽しいし、自分の世界が無限に広がります。そして、その思いを自分の言葉で書くと「読書感想文」になるし、絵に表すと「読書感想画」にもなりますね。

　また、本の中に出てくる人の気持ちを想像することは、相手の気持ちを想像することですから、みなさんが大切にしている「相手を思いやる心」を持つことにもなると思います。

　わたしは、「思いやり」は、まず相手の心を想像することだと思います。想像できる心の豊かさを身に付けてもらいたいです。その意味でも「読書は頭と心の食べ物」なのかも知れませんね。これからも読書をいっぱいしてください。同じような本をたくさん読むことも楽しいですが、いろいろな種類の本を読むことも楽しいですよ。しっかり読んでくださいね。

（『人間関係をよくする話し方＆例話』学校例話研究会編／学事出版より）

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