学級通信 お役立ちコラム

第49回 ①当たり前(保護者向け)
 「当たり前」は、サッカーW杯で脚光を浴びた言葉です。森保監督は外国人記者に「日本人サポーターはなぜ(スタジアムの)ゴミ拾いをするのか」と聞かれて、「日本人にとっては当たり前のこと」と答えました。「当たり前」は、日本ではそれこそ当たり前に使われている言葉ですが、外国にはこのニュアンスを包括する単語がないそうです。「おもてなし」や「もったいない」に続き、「あたりまえ」も世界の共通語になるかもしれません。一方で、世代によって「当たり前」の感覚が変化してきています。親が当たり前と思っていても、子どもにとってはそうでないこともあります。日常生活で「あれ?」と思ったときには、一つひとつ確認する必要があるかもしれませんね。

第49回 ②6秒ルール(子ども向け)
 カッとして友だちにひどいことを言ったり、ムカついてお母さんに八つ当たりして、「どうしてあんなことを言ってしまったんだろう」と後悔したことはありませんか。「怒り」は誰もがもつ自然な感情で、それ自体は悪いものではありません。問題は、反射的にひどいことを言ったり八つ当たりをすることです。そんなときは「6秒ルール」を活用しましょう。怒りの感情が高まったら、まず大きく深呼吸をして、心の中で「怒らなくても大丈夫」と言いながら、「1、2、……6」とゆっくり数えて6秒間待ちましょう。気持ちが落ち着きますよ。

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