学級通信 お役立ちコラム

第34回 ① 一家団らん(保護者向け)
 最近、テレビを囲んで「一家団らん」という場面はありますか。家族全員がうつむいてスマホの画面を見つめている、そんな時間が多くないでしょうか。先日、珍しく家族揃って夕食をとりながらテレビのニュースを観ていたら、息子が「この事件、どう思う?」と私に振ってきました。それを機にちょっとした激論に発展し、「わが子はこんなことを考えていたんだ」と気づく契機になりました。その後、いま人気のドラマを観る流れになり、最後は全員の頬に一筋の涙。同じものを観て感じて、言葉を交わし合う。それだけで家族の心が少しだけ通じ合う時間が持てました。テレビにはこんな効用もあるのでは?

第34回 ② 声に出していいんだよ(子ども向け)
 風邪をひいたり転んでケガをしたとき、「お母さ~ん、熱で苦しい!」とか「先生、手が痛い!」って言うでしょ。ところが、いやーなことをされたり言われたり、反対に自分が友だちにウソついたときなどは、心がすごく痛いはずなのに我慢して声を上げないことってない? でもね、体が痛いのと同じように、心が痛かったら誰かに助けを求めていいんだよ。声を出して「苦しいよお」と叫んでいいんだよ。みんなの周りには、その声に寄りそったり、手を差し伸べてくれる人が必ずいるから。もちろん先生も「聴く耳」だけは大きいので、安心して声をかけてくださいね。

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