学級通信 お役立ちコラム

第31回 ① ひらがなの成り立ち(保護者向け)
 知り合いの中学校の先生から、最近はスマホで文字を変換するせいか、漢字の苦手な生徒が増えてきたと聞きました。また、ひらがなの「か」と「や」、「い」と「り」をそっくりに書く生徒もいて、注意すると怪訝(けげん)な顔をするそうです。きっと本人は区別して書いているつもりなのでしょう。ひらがなは、古代中国発祥の漢字が元となっていて、その漢字の一部をつなげたり省略してできた文字です。「加」が「か」、「也」は「や」、「以」は「い」、「利」は「り」……。元の漢字を知ると、ちゃんと書き分けられるようになります。お子さんの文字を見た際に、ひらがなの成り立ちについて話題にしてみてください。

第31回 ② 塩のはたらき(子ども向け)
 塩には氷がとけるスピードを速くする性質があります。この前の理科の実験では、氷まくらに水と氷と塩を入れると、一気に冷たさが増すことを確かめました。今日は濃さの違う食塩水にいろいろなものを入れてみました。ゴルフボールが浮いたときは、みんながわーっと声をあげましたね。では問題です。私たちのあせやなみだがしょっぱいのはなぜだと思いますか? それは人間の体につねに一定の割合で塩分がふくまれているからです。たとえば小学生の体には約60gの塩分が入っているとか。今日のごはんのとき、どの調味料に塩がふくまれているのか、おうちの方とラベルを見て確かめてみましょう。

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