学級通信 お役立ちコラム

第36回 ① HSCの子が安心できるように(保護者向け)
 人の気持ちや態度に敏感で、友だちが気にならないことも気になって、不安になったり疲れたりする子を「HSC(Highly Sensitive Child:非常に敏感な子ども)」と呼びます。HSCは、たとえば授業を聞かない子がいると先生がいつ怒り出すかと緊張し、友だちが怒られていると自分が怒られているように動揺します。社会性が高く、自分は苦しくても集団の和を大事にしようとするため周囲の人は気づかないことも多いのですが、このような特性を持った子は約5人に1人の割合で存在するといわれ、苦しい状況が続くと体調不良に陥ることもあります。私もHSCを理解して接するよう心がけます。安心して学校生活が送れるようご協力ください。

第36回 ② 春の花(子ども向け)
 春の訪れを知らせる梅、ひな祭りに欠かせない桃、そして春を象徴する桜。日本の春はこれらの花で彩られます。日本には昔からこれらの花を愛(め)でる(美しさや可愛らしさを楽しむ)習慣がありました。特にいっせいに満開し、はかなく散っていく桜は日本人好みの花で、歌にもたくさん詠(よ)まれました。俳句や短歌で“花”と言えば“桜”を指すことも多いのです。
「いざ子ども 山べにゆかむ桜見に 明日ともいはば 散りもこそせめ」(良寛)
「花の雲 鐘は上野か 浅草か」(松尾芭蕉)
今年もそろそろ桜前線が北上します。

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