担任から子どもたちへのメッセージ

公立中学校教師歴35年、学級担任歴27年の経験をもち、1960年から学級通信を出し続けてきた山田暁生さんによる「通信で伝える希望のメッセージ」。子どもたちが「自分の居場所」を確認でき、「自分への期待感」がわき上がり、「未来への希望」がもてるようなメッセージの数々は、実体験の深みがあり、子どもたちへのプレゼントのような温かみがあります。通信やお知らせの囲み記事、空きスペースを有効活用するために使えます。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学年だより

明るい方へ……………………………………金子みすゞ

 今日もとても寒い朝でした。暖かくなる日が本当に待ち遠しくなります。多くの生き物は、暖かいところ、明るいところを目指しながら生きているように思われるのですが、どう思いますか。このことについてちょっと考えてみましょう。金子みすゞが書いた詩を読むと、心が洗われるような気がしませんか。

  明るい方へ
  明るい方へ。

 こんな言葉が、何回も繰り返される詩があります。葉っぱも、草も、虫たちも、みんな明るい方を目指したがるという内容の詩なのです。それを当たり前と言ってしまえば当たり前なのです。でも、「明るい方」を「夢」や「希望」に置き換えてみてはどうでしょう。まだまだ寒いこの2月ですが、明るい春は必ずやってきます。もう、すぐそこまで来ていることは間違いありません。

  一つの葉でも
  陽の洩(も)るとこへ。
  藪かげの草は。

  明るい方へ
  明るい方へ。

 葉だって、草だって、明るいところを目指して一生懸命生きようとしています。みなさんだって、もちろん、それぞれの夢や目標に向かって、どんどん成長しているのですよ。

(『子どもたちに詩の心を伝える講話』小金澤豊著/学事出版より)


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