担任から子どもたちへのメッセージ

公立中学校教師歴35年、学級担任歴27年の経験をもち、1960年から学級通信を出し続けてきた山田暁生さんによる「通信で伝える希望のメッセージ」。子どもたちが「自分の居場所」を確認でき、「自分への期待感」がわき上がり、「未来への希望」がもてるようなメッセージの数々は、実体験の深みがあり、子どもたちへのプレゼントのような温かみがあります。通信やお知らせの囲み記事、空きスペースを有効活用するために使えます。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学年だより

「ありがとう」サイン

 車に乗っていると、いろんな場面にぶつかります。
 わが家から広い道路に出るまでにせまい曲がり道があります。
 曲がり道にはカーブミラーがあり、向こうから曲がって来る車がミラーに映って見えるのですが、「私は先に通りたい。そこのけ、そこのけ」と言わんばかりに進んで来て、「あなたは下がって」と、こちらに何十メートルも下がらせ、あいさつひとつせず、サッと飛ばしていく車があります。

 かと思えば、「私はここで待ちますから、どうぞ先に来てください」と、ランプで合図をし、ゆずる人もいます。
 車は運転する人の指示通りに動きますから、車の走り方ひとつ見ればどんな性格の人がすぐわかります。
 ゆずられた後、「ありがとうサイン」をされたときって、本当に「ゆずってあげてよかった」と思いますね。
 このちょっとしたサインで心がとてもさわやかになります。

(『クラス担任が子どもに贈るハッピーメッセージ』山田暁生著/学事出版より)


「担任から子どもたちへのメッセージ」バックナンバー

助成物品のご案内

はがき新聞づくりのすすめ

学級力向上プロジェクト

プリントコミュニケーションひろば

「防災はがき新聞」で防災対応力を高める!

2022年度実践報告書ご提出のお願いとはがき新聞ご利用継続のご確認

プリントメディアの研究情報誌「季刊理想」

理想教育財団について

通信づくりの知恵袋

新聞入門ナビ

2色プリントの研究

無料冊子プレゼント

財団だより

トピックス