担任から子どもたちへのメッセージ

公立中学校教師歴35年、学級担任歴27年の経験をもち、1960年から学級通信を出し続けてきた山田暁生さんによる「通信で伝える希望のメッセージ」。子どもたちが「自分の居場所」を確認でき、「自分への期待感」がわき上がり、「未来への希望」がもてるようなメッセージの数々は、実体験の深みがあり、子どもたちへのプレゼントのような温かみがあります。通信やお知らせの囲み記事、空きスペースを有効活用するために使えます。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学年だより・進路だより

きみはヒット型? それともホームラン型?

 野球で「イチロー」と聞くと「ヒット」をすぐ想起するが、「マツイ」と聞くと「ホームラン」を想起する。それほどに、私の頭には「イチロー=ヒット」「マツイ=ホームラン」という等式が焼きついている。

 そんな時、私は「自分はイチロー型か、マツイ型か」と考えたりする。「いやどちらでもない。お前は三振型か空振り型だ」と言われそうだが、そこまでは言われたくないと思っている。  しかし、どう考えても「マツイ型」の生き方はできそうにない。今までの70余年の人生を振り返ってみても、「あれがホームランだった」と思えるほど結果を出せたことは一つもない。

「でもヒットは?」と聞かれれば、結構いろいろ思い浮かべることができる。他人は認めてくれるかどうかはわからないが、自分ではヒットだと思えることもある。だから、どう考えてもホームランが打てそうなタイプじゃないとしても、自分を余り低く評価することも高く評価することもない。ありのままを見据えて、できそうなことをコツコツとやり、悔いを残さない歩き方をしていけばいい。

(『クラス担任が子どもに贈るハッピーメッセージ』山田暁生著/学事出版より)


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